2008年12月29日月曜日

餃子屋と高級フレンチ

では、どちらが儲かるのか?というタイトルの本です。



会計の基本が、ストーリー形式で初心者にもわかりやすく書かれています。
アパレル会社社長である父親の急逝により、デザイナーの娘が突如社長に就任し経営を再建するというもの。
コンサル的な役割である会計の先生に基本から色々学んでいくわけです。

メモ
経営における会計の使命は、会社の活動を「可視化」すること
今流行りの言葉でいう、「見える化」ですね。
もちろん、粉飾や逆粉飾がありますので、100%信頼できるわけではない。
近似値であるということです。
また、この会計という隠し絵から、いかに正確な情報を読み取れるか、探偵の目で真実を追求できるかが大事なんですね。
そのためにも、しっかりと会計は勉強しなければならないわけですか。

・売上-原価=売上総利益(粗利益)
・売上―(原価+販売費+一般管理費)=営業利益
・営業利益+財務活動=経常利益
・全部=税引前当期利益

・バランスシートの左右の関係
・在庫リスクによる損失
ニーズを絞り込めていない→マーケティングの重要性
製品種類が増加し、在庫が増え資金繰りの悪化
・キャッシュフローの流れ

・PDCAサイクルの重要性→経営ビジョンをしっかりと持つ
これは私生活でも同じだと最近ひしひしと実感。

・損益分岐点売上を見る→利益構造が見えてくる
つまり、餃子屋と高級フレンチでは、利益構造・ビジネスモデルが異なるということ。
結局、この本ではどちらがいくら儲かるといった結論が書かれていないように、モデルが異なるものは比較しづらい。
理想は、限界利益率が高く(高級フレンチ)、維持費の安い(餃子屋)会社

・見えない現金製造機・・・ブランド価値
でた、ブランド。ここでもマーケティングの重要性。
まずは品種を絞り込み、ブランド価値を高めることも重要。

こんなとこですね。
あとは、粉飾や、会計トリックに注意みたいな内容です。
将来マネージする立場になるにあたりこういう知識は不可欠なんですね。
経済学部経営学科なんかはこういう事をまず勉強してくんですね。
ほんとに楽しそうだ。

この本は基本のキなわけですけれどもやはりこういう本は読んでいて面白いですね。
元々こういう分野にこそ興味があったのかもしれないです。
ただ一方、こういう分野を一生の仕事にするには危ないかもしれない、手に職が欲しいという理由で理系に進んでいるかもしれないというどっちつかずな私。
これが今頭を悩ませている根本なのかもしれないですね。
うーん、難しい。

やはりc葉さんのいうようにたくさんお話を聞いたほうが良い気がします。
怖いけれども、そこをできるかできないかで決まってくるんでしょうね。

あと、これからブランディングに強いところを目指す上で、ブランド理論についても少し読んでおくべきだという気持ち。マーケティングにも少し興味が出てきました。少し。
明日はしっかり朝から学校へ行き、充実させたいという意気込み。

今、マニングの代わりに、ジムソージが頑張っています。
なかなかええやん。

NFLのライブ放送でうっとうしいのは、CMが多いこと。
BSの放送ぐらいがちょうどいいのかもしれない。

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